【開発事例】建設業向けキャッシュフロー管理システム「カネミエル」─ 信号機UIとLINE連携で資金状況を3秒で把握



建設業を営むお客様向けに、現場単位のキャッシュフローをリアルタイムで可視化する資金管理システム「カネミエル」を開発しました。
「今月、大丈夫?」が3秒でわかる信号機方式のUIと、LINE連携による通知・認証で、ITが苦手な経営者や現場監督でもスマホから簡単に資金状況を把握できます。



プロジェクト概要

プロジェクト種別 建設業向け 現場キャッシュフロー管理システムの新規開発
業界 建設業(左官業)
対象ユーザー 経営者 / 経理担当 / 現場監督
主要技術 Next.js / NestJS / TypeScript / PostgreSQL / LINE LIFF SDK
デバイス スマートフォン最適化(レスポンシブ対応)



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お客様が抱えていた課題

お客様は左官業を営む建設会社の経営者で、複数の現場を同時に抱える中で資金管理に深刻な課題を感じていました。

❶ 現場の資金が見えない
現場単位のキャッシュフローを会社として把握できておらず、どの現場が利益を出していてどの現場が赤字なのか、リアルタイムでは分からない状態でした。

❷ 支払い統制が弱い
支払いの判断が現場監督に任されており、経営者として全体の支出をコントロールできていませんでした。誰がいくら使ったのかを把握するのに時間がかかっていました。

❸ 資金ショートのリスク
建設業特有の構造として、元請けからの入金は工事完了後ですが、下請けへの支払いは先行します。この入出金のタイムラグにより、手元資金が枯渇する危険が常にありました。



開発したシステムの特徴

お客様の課題を解決するために、「数字が苦手な方でもひと目で分かる」ことを設計思想の軸に据え、信号機方式のUIとLINE連携を中心としたシステムを構築しました。

🚦 信号機ダッシュボード ─ 3秒で資金状況を把握

ログインするだけで会社全体の資金状況が一画面に表示されるダッシュボードを開発しました。すべての数値に🟢(安全)🟡(注意)🔴(危険)の3色シグナルを付与し、数字を読み込まなくても色だけで経営判断ができます。

今月・来月・再来月の3ヶ月先までの収支予測を信号機方式で表示する「3ヶ月シグナル」、残高推移を折れ線グラフで可視化するチャート、対応が必要なアラート一覧、全現場のステータスを一目で確認できる現場一覧を1画面に集約しています。


✅ 支払い承認ワークフロー ─ 承認前に「影響」が見える

現場監督がスマホから3タップで支払い申請を作成し、経営者がLINEの通知からワンタップで承認・差戻しができるワークフローを実装しました。

最大の特徴は「影響プレビュー」機能です。承認ボタンを押す前に「この支払いを承認すると、現場残高と会社全体の残高がいくらになるか」を自動計算して表示します。承認後の残高も信号機で色分けされるため、安心して判断できます。

📈 3ヶ月先までの資金繰り予測

登録済みの入出金予定と承認済みの支払いデータから、3ヶ月先までの残高推移を自動計算し、折れ線グラフで可視化します。グラフ上には「危険ライン」(デフォルト200万円)を赤い破線で表示し、残高がこのラインを下回る時期を事前に察知できます。

レポート機能では全体サマリ・現場別収支・月次資金繰り表の3種類のレポートを提供し、多角的な分析が可能です。

📱 LINE連携 ─ パスワード不要の認証&プッシュ通知

建設現場で働く方々がストレスなく使えるよう、LINE LIFF SDKによるワンタップログインを採用。アカウント作成やパスワード管理が一切不要です。

通知もLINEに集約し、4種類のプッシュ通知で重要な情報を見逃しません。

📊 毎朝8時 日次サマリ

会社残高・承認待ち件数・今週の入出金予定を毎朝配信

🔔 承認依頼(都度)

現場名・支払先・金額と承認後の残高プレビューを通知

🔴 危険アラート(即時)

資金不足予測や入金遅延を即座に通知し、対象現場を特定

📊 月次レポート

月間収支と現場別ステータスをまとめて月末に配信

✍️ かんたん入力 ─ テキスト入力を最小限に

支払い申請の入力画面では、現場・支払先・区分をすべてボタン選択式にし、テキスト入力を最小限に抑えました。金額もクイック選択ボタン(10万〜150万)を用意し、現場での操作負担を大幅に軽減しています。金額入力に連動して承認後の残高変動がリアルタイムでプレビューされる仕組みも組み込みました。

🔐 3つのロールで適切な権限管理

経営者・経理・現場監督の3つのロールを設け、それぞれの業務に最適化された画面と権限を提供しています。

ロール 主な操作 主な利用端末
経営者(Owner) ダッシュボード全社閲覧、支払い最終承認、全現場データ参照、資金繰りレポート スマホ中心
経理(Accounting) 入出金登録・管理、支払い承認処理、帳票出力、全社データ閲覧 PC中心
現場監督(Foreman) 担当現場のみ閲覧、支払い申請作成、実績入力、現場別レポート スマホ中心

特に現場監督は自分が担当する現場のデータのみ閲覧可能とし、他現場のデータや会社全体の残高にはアクセスできない設計にしています。これにより、情報の適切な分離と統制を実現しました。



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「ITが苦手」でも使えるUI設計

本システムの利用者は、日常的にPCを使わない現場監督や、スマホの操作に不慣れな経営層です。そのため、以下のようなUIの工夫を随所に施しています。

🚦 信号機方式 ─ すべての数値に🟢🟡🔴を付与。数字を読まなくても色で判断できる

👆 大きなタップターゲット ─ ボタンはすべて48px以上。手袋をしていても押しやすいサイズ

🔘 選択式入力 ─ テキスト入力を最小限にし、ボタン選択を多用

🇯🇵 日本語のみ ─ UIの英語表記を排除し、直感的に理解できる表現に統一

⚡ 最短3タップで完了 ─ 支払い申請は現場選択→金額→申請の3ステップ

📲 LINE起点の操作 ─ 通知から直接該当画面に遷移。アプリを探す手間がない



採用技術

フロントエンド Next.js 14+(App Router)/ TypeScript / Tailwind CSS / Recharts
バックエンド NestJS 10+ / TypeScript / Prisma 5+
データベース PostgreSQL 15+
認証 LINE LIFF SDK(パスワード不要のLINEログイン)
通知 LINE Messaging API(プッシュ通知・Flex Message)
ホスティング Vercel(フロントエンド)/ Railway(バックエンド・DB)



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導入後の活用イメージ

🔴 シナリオ1:資金ショートを未然に防止

毎朝LINEに届く日次サマリで会社残高と承認待ち件数を確認。3ヶ月シグナルで再来月が🔴になっていることに気づき、元請けへの入金交渉や支払いスケジュールの調整を早めに実施。資金ショートを未然に回避できます。

✅ シナリオ2:支払い統制の強化

現場監督がスマホから支払い申請を提出すると、経営者のLINEに即座に通知。影響プレビューで承認後の残高を確認した上で判断できるため、「知らない間に大きな支払いが発生していた」という事態を防止できます。

📊 シナリオ3:現場別の収支可視化

レポート画面の「現場別収支」タブで、全現場の契約金額・入金・支出・残高を一覧で把握。信号機で健全度が一目瞭然のため、赤字に転落しかけている現場を早期に発見し、追加費用の交渉や工程の見直しなど具体的な対策を打てます。



主要機能一覧

機能 概要
ダッシュボード 残高カード(LIVE表示)、3ヶ月シグナル、残高推移チャート、アラート一覧、現場一覧を1画面に集約
支払い承認 影響プレビュー付き承認カード、LINE通知からのワンタップ承認・差戻し
かんたん入力 ボタン選択式の支払い申請・入金登録、リアルタイム影響プレビュー
レポート 全体サマリ、現場別収支テーブル、月次資金繰り表の3種類
LINE認証 LIFF SDKによるワンタップログイン、パスワード管理不要
LINE通知 日次サマリ、承認依頼、危険アラート、月次レポートの4種類を自動配信
権限管理 経営者・経理・現場監督の3ロールで適切なデータアクセス制御



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