開発速度1.5倍!実際に使ってわかった「Cursor」のリアルな魅力と注意点

最近、エンジニアの間で急速に話題になっているAIコード補完ツール「Cursor」。
私も実際に導入し、日常のコーディングに活用してみたので、その使用感を開発者目線で詳しくレビューします。

GitHub CopilotやAmazon Qなど、他のAIエディタも試してきましたが、結論としてCursorは一度使うと手放せないツールだと感じています。
開発速度が体感で1.5倍向上しただけでなく、「自分でコードを書いている感覚」を損なわない絶妙なアシスト性能が、非常に魅力的でした。

この記事では、実際にCursorを使って感じたメリット、他AIツールとの比較、注意点、そしてどんな開発者におすすめできるかをまとめます。


Cursorとは?

Cursorは、AI(主にGPTベース)を搭載したコード補完ツールです。
特徴は、単なる「自動補完」にとどまらず、開発者が書きたいコードの意図を汲み取り、適切な提案をリアルタイムで行ってくれる点にあります。

一般的なAI補完ツールとの違いは、以下の2点に集約されます。

  • プロジェクト全体の文脈を理解して補完

  • 自分で参照ファイルを指定できるため、精度が高い

まさに「AIと一緒にコーディングしている」という感覚を味わえる、次世代の開発支援ツールです。


Cursorを使って実感した5つのメリット

1. コーディングが驚くほどスムーズに進む

Tabキーを押すだけで、まるでこちらの意図を読んだかのように自然なコード提案が表示されます。
「ちょうどこのコードを書こうと思っていた!」というタイミングで提案が出るため、思考の流れが途切れず、驚くほどスムーズにコーディングが進みます。

2. 参照ファイルを選択できるから精度が高い

Cursorでは、AIが参考にするファイルを自分で選択できます。
これにより、現在取り組んでいるプロジェクトや関係のあるファイルに即した、文脈に沿った正確な補完が可能になります。
余計なファイル情報に引っ張られず、修正や手直しの手間が大幅に減りました。

3. 「AIに任せる」ではなく「AIと共同作業」できる

Cursorの提案は、単なる丸投げ型ではありません。
コードの一部分だけ補完してもらったり、ちょっとした処理をサポートしてもらったりと、あくまで「自分が主体」で開発を進められます。
この「人間+AI」の自然な共同作業感が、他ツールとの大きな違いでした。

4. コードの品質が自然に向上する

Cursorの補完は、ベストプラクティスを意識したスマートなコードが多いため、自分一人で書くよりも自然とコードの質が上がります。
冗長な記述が減り、バグも発生しにくくなるため、品質向上 × 生産性向上を同時に実現できました。

5. 他AIツールと比較しても開発速度が明らかに速い

GitHub CopilotやAmazon Qと比較しても、Cursorの方が開発速度は体感で1.5倍ほど向上しました。
補完のタイミング、精度、柔軟性すべてにおいて、Cursorが一歩リードしていると感じます。


Cursor導入時に注意したいポイント

もちろんCursorにも注意すべき点はあります。

  • 長い処理や複雑な条件分岐には注意
    補完は短いコードや標準的な処理には強いですが、複雑なロジックでは期待通りの提案が出ないこともあります。

  • 具体的な指示を出す必要がある
    「何をやりたいか」を明確に伝えないと、意図とズレた補完がされる場合もあります。
    曖昧な状態で丸投げするのではなく、自分の思考がベースにある前提で活用するのがコツです。

要するに、Cursorは「自分の手でコードを書く感覚を大事にしつつ、AIを賢く活用したい人」に最適なツールだと言えるでしょう。


Cursorはどんな開発者チームにおすすめ?

実際に使った感覚から、以下のような開発チームに特におすすめできます。

  • エンジニア人数が少ないスタートアップ・小規模チーム
    限られたリソースで開発スピードを最大化したいチームにピッタリ。レビュー工数も減り、設計・実装に集中できます。

  • 若手エンジニアが多いチーム
    コード品質のベースラインをCursorが作ってくれるため、経験の浅いメンバーでも安心して開発でき、自然とコードレビュー文化も醸成できます。

  • プルリクエストのレビュー待ちが多い中規模チーム
    PR提出後すぐに自動レビューが入り、次の作業に素早く移れるため、開発テンポが劇的に改善します。

  • コード品質向上を目指しているが、属人化を防ぎたいチーム
    Cursorは一定の品質基準を保ってくれるため、レビュー基準のばらつきや属人化リスクを減らし、チーム全体の品質を底上げできます。


まとめ:Cursorは「自分で考えながら開発したい」エンジニアに最適

Cursorは単なるAI自動補完ツールではありません。
「開発者自身の思考を尊重しつつ、AIが自然にサポートしてくれる」――そんな理想的なバランスを持ったツールです。

開発スピードの向上、コード品質の改善、開発のやりがい向上。
これらをバランス良く実現したいなら、間違いなく試す価値ありです。

興味を持った方は、ぜひ一度Cursorを触ってみてください。
きっと、「もう他のエディタには戻れない」と思うはずです!


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